公開日誌 2007.05.27 仙台航空基地・海上保安学校宮城分校



  
今年は何とヘリの搭乗券が当ったので、観閲式2日目が外れたのもかえって僥倖とばかりに参加してきた、『「海上保安の日」in岩沼』。

ここ宮城県岩沼市には第2管区の仙台航空基地と、航空機関連を習得するための海上保安学校宮城分校があるんだな。
   
    
  
  
  
じぶんもここに来るのはまだ2度目。

しかも今回はJRからバスに乗り換えと、公共交通機関を利用しての参加で、これが帰りに……。まぁそれはさておき、バス通りから通路を奥へと入る。



   
 
   
  


  
まずは通路左手に学校があるんだけど、残念ながら「招待者」じゃないので、とりあえず写真だけ撮ってスルー。

英語は苦手なんで下手に突っ込むと自爆しそうだけど、左右で英語表記が違くないか?

右のは,とても親切に分かりやすい英語で、これなら自分でもなんとなく分かる(笑)



   
さらに奥へ進むとようやく道のこちらも左手に、航空基地の入り口が。

でもけっこうわかりにくいかも。


別に一般人がそう出入りするわけじゃないからいいのか。

   

視界が狭いために介添人が必要なうみまる君。


必ず移動する時は誰かに付き添われていた、

うみまる&うーみん。



でもこの写真だと、なんか微妙に「連行中」……?


   
折り紙で飛行機を折ってみよう!なコーナー。


写真だけ撮ってそそくさとその場を去る、不審者…。



     
門とは別に、敷地内ではこのような通用門によって、

学校と基地はつながってる。

手前が基地、向こうのヘリがある方が学校。
    

    
で、この門のコンクリートに手形を発見

他にもあったけど、これが一番はっきりしてたから。

こうして若き日(学生って断定かよ?)のささいな過ちが

勝手に人目にさらされていくのだ。こわいな、ネットって(笑)


  
       
さて、この段階でまだ10時前。この日のイベント開始は10時ということだったので、受付も準備中。売店のオバチャンたちも来て準備にいそしむ。

とりあえずぶらぶらとウロつきながら、学校の方にも行ってみるが、この辺はフィルムを現像したら後日追加で。


あとデジカメで撮った分は、順序が前後するけど後で学校分として下の方に。



   
さて、しばらくそうやって校内をうろついていると、

ようやく受付準備も整ったらしく、基地の格納庫の方にも

人が入っているのが見えたので、そちらへと移動する。



パンフレット各種もらい、

下のスタンプラリーもチャレンジするも、

残念ながら景品は無くなってしまってたよ。

うーん、何がもらえたのかな?
   
  



   
格納庫上部にあるクレーン。

何を吊り上げるんだろう…。

ヘリとか吊り上げて何か検査とかするんかな?

下のは泡モニター操作盤と、その泡モニター。

火災の時にここから消火用の泡がブハーっと出るんですかね?
       
   
    

   
  



一瞬何が積み上げれているのか分からなかった缶々。

近づいて見ると、どうやら飛行機用燃料。



でも、それを持って歩いていた子供がいたから、

これって、空き缶でプレゼントか何かだったのか?

ちっ、それなら貰いたかった!!

(それはそれでまた親に怒られるんだろうケドよ

ゴミだとかヒドイこと言われてさ(泣))
      


    
   
    
床に置かれた各種機材。

酸素ボンベなどの潜水用具と、吊上げ用の担架類。

担架類は前回(’03年)の公開日誌に色々載せてるのそっちをよろしく。

(不親切なサイトだな…)。

ただそのなかで、右側の(スケッドストレッチャー)だけは

最初袋に入ってたのをあとで取り出してた。

あの袋に入った状態で担いで現場でビローンと広げる。

後日UP予定の19年度観閲式でその様子を写真に撮ったんで、

ちゃんと撮れてれば(…れば、ね)詳しく紹介したいな。



     
で、そこにいたオニイサンを撮らせてもらいました。


けっこうゴチャゴチャとくっ付けてます。


多分、実際にはもっと色んなものを担いだりするんだろうけど、


重そうってよりも、邪魔そう…?



  

     
今回の体験搭乗は最近お知り合いになった人と

一緒に参加できることになったので、

制服試着コーナーの所にいた

独眼竜うみまる君のところで待つことに。

ちゃんとした「海保ファン」の人と一緒になるのは初めてだから

ちょっとキンチョー。
   
 
体験搭乗の受付をすますと、下のカードの入った

バッチ風のプレートをよこされて順番をまつ。

一応消してあるけど、下の黒い部分にイニシャルで

名前が書いてあって、さらに白い部分に番号が。

イニシャルは「N.KATAOKA」って風に。

勿論、この場合は実名だけどさ。

   
  
<表> <裏>



   
  
今回、乗ることが出来るヘリはこの「あび」ちゃん。

この機種は4機しか配備されてなくて、

そのうち3機までが宮城分校に配備されてるとのこと。

つまり他所では滅多に乗れない。…と受け取るべきか、

せっかくだから、もっと一般的なのに乗りたかったと思うのは、

欲張りなんだろうか…。
       

   
文系も文系(というか理系オンチ…?)ながら、

かつて(しかもちょっとの間だけど)管制官とか、

整備士とか良いよな…と思った、夢見がちな自分。

だからというワケじゃないけど、

こういうのを見るのも好きなのさ。

いいじゃん、夢見て言うだけならきっと無害なんだから。
(これで本当になれてたら、きっと事故多発だ、こら)




    
いよいよ順番がまわって来て、我侭な片岡が

パイロットの隣、副操縦席に座ることに!やったぞ!

搭乗前に注意事項の説明を聞く。



そうしてやっと搭乗。

ただし一応は危険なので、ヘリまでは整備し(?)の人に

手をつないで連れて行ってもらう。

…後ろから見られてるんだけど、絵的にどうよ?

   
短い足でやっとこ席に座ったものの、

首からカメラをさげてるんで、ベルトするのに邪魔!


でもおかげで、何とか写真が数枚撮れた。

数枚ってのは、機内がけっこう狭いし、

しかもどんなトコを撮ったらいいのかわからないし!

写真で見ると、あまり空飛んでるのが分からないようなカンジで、

臨場感に乏しいんだよなぁ。
         

    
操縦桿は取り外されてるんで

足元はけっこうよく下が見えたかも。

自転車のペダルみたいなのも一応は

操縦する時に使うようなんで、

それは踏んだりしないように

最初に注意されたけど、

赤丸の着いてあるのがマイクとつながってて、

気持ち悪くなったらそれを踏みながらしゃべると

声が聞えるらしい。

…つうか、さ、微妙に足が届かないんだけど…。



     
時間にしたら5分から10分に満たないくらいで、しかも余り高くは飛行できないので、

最初にビル5階分くらいの高さまで上昇した後に高度を下げて、

ホバリングやその場でグルグルと回転したり、空中を滑るように横に移動したり、

最後は後進しながら最初の場所に戻る、という内容でした。



   
さて、ヘリの搭乗「午前の部」が終了して一段落かと思えば、

何やら放送が入り、これから現場へ出場する時〜救助までの

デモンストレーションをしてくれるらしい。

あわてて場所取りに走る。

   
ヘリの離陸準備?

足元のホースっぽいのは燃料?

あーもーっ!、全然知識がないから何の作業中なのか、

さっぱり分からない!

   

    
なんて一人でブツブツ言っているうちに、ヘリの下部に赤色灯が光りだす。

いよいよか?! と思いきや、ここからがまた少々時間がかかる。

これは荷物とか準備の都合?

いつだったかずい分と前に、ヘリが離陸するまで2・30分かかるって

聞いたような気もするけど、本当なのか?

だから中々飛ばなかったのかな?



   

  
ようやく(いやぁホントに、片岡の中では「ようやく」だったよ)離陸、

いよいよ訓練がはじまる。
まず一人が緑色の袋を股にはさんで降りる。

日本人なのに、上手い表現がでてこん…。    

   


ずーっと降下した先には要救助者役の人が待つ。
    
    
  


続いて二人目が降下。


この時は下で最初に降下した人が

ロープの先を押さえてます。


    
    
二人目の人が肩にかけていた黄色い物体。

どうやらライフジャケットのようで、それを要救助者に

着せて、どうやらロープ入れだったらしい緑色の袋から、

ズルズルとロープを出す。

この辺はおそらく結索でなんやらかんやら

やってるんだろう。
  

     
      
    
要救助者は抱っこされたような格好で吊り上げられる。


高所恐怖症ってわけじゃないけど、

こういう状況はメチャクチャ怖そうだな…。

いや。これでけっこう小心者で怖がりだから。  
    

  

    
その後、残された救助隊員も

再びロープの入った緑の袋を膝に挟んで

ヘリに吊り上げられ、この訓練は終了。




その後またしばらくして、東京湾での観閲式に

参加する「はくたか」が離陸する様を見送る。

日帰りとは思わなかった…。

「羽田基地が混雑するから」だそうで、

出番まで空をぐるぐる回って時間つぶしをするのだとか。
   
  



       

こちらは格納庫に展示中の「はくたか」操縦席。

全体的に狭くて、荷物の多い片岡は途中でつっかえ、

通信士の席に荷物を置いて操縦席まで何とかたどり着きました。

太った人はコレ乗るのはかなり無理です!

視界も狭くて、自分の鼻面で前が見えないような感じだね。
     
そしてやはり微妙に足が届かないのでシートが動くか質問。

車と同様前後に動き、さらにそれでも届かない場合、足のレバーも若干動くそうだ。

でも海上保安官受けるのに身長の規定もあるから、

よっぽどじゃない限りそんな必要ないか。

急いで撮ったのでブレるは、白い光がまるで心霊写真のよう…。
        
前回も体験してみたシュミレータ、

今回も体験してきました!。

時間の流れ的にはヘリ搭乗前に体験したんですが、

自分の操縦に目ぇまわりそうでした(^^; 

本物のヘリでは何ともなくて良かった…。




    
   
そして宮城分校。


機械やら部品やら一番片岡が苦手な分野…。


でも前回はそのままただ展示してあったのが、

今回はちゃんと説明が!! …それでもチンプンカンプンだけど。

       

    

  

  
   
  階段の手すりから、ふと脇を覗いてみました(笑)




いつ、どこを覗かれるか分からない、

それが一般開放……(そんなことすんの自分だけだって)

  

2階はトイレだけが利用OKで、

さすがに立ち入り禁止。

悔しいんで、ロビーからせめてもの反撃(?)

多分、給湯室…だよね、このマークは。
時代は「海猿」から「トッキュー!!」?


どっちも好きだけどさ。





……本音言えば、欲しかったさ、このポスター…。

   
    
「指定航空従事者養成施設」。


最後に持ってきてるけど、

本当は学校はこっちが入り口だったりする。

だって、ここから出て帰ったんだもーん。
   

   


     
校舎を出て振り向きざまに2階をパチリと。

図書室? 何だか本多沢山ありそうな部屋。そういう所も見せて欲しいんだけどなぁ、

どういう本が置いてあるのか興味があるんで。


    
   
   さて。

これで見学終了と思い、帰ろうとしてハタと気が付く。

今回、車じゃなくてバスじゃん! 

あわててロビーにいた学生らしき人にバス時間を聞くと、次のバスは50分後!

軽くショックを覚えながらもバスをあきらめて、

フラフラと近くのコンビニでタクシーを呼ぼうと電話すると、

ここでも20分以上は待つといわれ、ぷつり。

うんうん、お腹も空いてちょっと短気になってたんだね、自分。

最寄の館腰駅まで歩きましたとも。ちょーっと意地になったんだね。あはは(^^;

でも歩きながら段々と冷静になるって言うか…、自分でもバカだと思ったさ。

何も館腰駅方面に出なくても、仙台空港方面のバスで空港に行って、

そっから空港アクセス線の電車に乗ればよかったんじゃないか、

と気が付いてのは正面から来た空港行きバスとすれ違った時…。

ときすでに遅し……。

それでも頑張って歩くこと約1時間。

何とか、50分後といっていたバスには信号機1回分勝ったぞ!! バタリ。

  
  
  



(2007.06.07)