航海日誌 2008.07.27 八戸海上保安部体験航海



福島県いわき市から、スーパーひたち&東北新幹線を利用して、東北を一気に縦断。
青森には二度ほど来た事があるけれど、八戸は初めて。
交通費は高くついたけれど、せっかく乗船券が手に入ったのだ、諦めるわけがない。
前の週にあった、青森港の「おいらせ」がダメだった分、余計にな。



会場までタクシーにするかレンタカーにするか迷った挙句、帰りの事も考えてレンタカーを借りる事に。…したんだが、レンタカー会社は多々あれど、予約制(JRレンタカー)だったり、軽・コンパクトカーは出払ってなかったり、事務所に人がいなかったり…。
どうなってんだと少々焦るが、まぁ最終的には借りられたからヨシとしよう。



当然土地勘もないもナイから、カーナビに従い会場まで。
こういう時、文明の利器がありがたい。
さらにそんなに車線変更だのなんだのがあるような道路じゃなかったから助かった。



前日の雨降りいわきと打って変わっての快晴。
なにやら会場では港まつりか何かも開催してるようで、出店などもあってけっこうな人出が。
    
    




    
PL-118 「しもきた」  
全  長   77.8メートル
排水量   1,200トン
速  力     20ノット
   

     


前日の雨降りいわきと打って変わっての快晴。
なにやら会場は港まつりか何かのようで、出店などもあってけっこうな人出が。


乗船受付にはまだ時間があったので、岸壁からパチパチと写真を撮る。
PLだと、岸壁から撮った方が程よい距離があったいいのかも。



    
PL3,000トン型は海上保安大学、海上保安学校の練習船だけで、ほかは1,000トン型。
しかもその1,000トン型でも、「救難強化型」と呼ばれヘリ甲板がある「えりも型」などとは違い、「しれとこ型」のしもきたはどうにも小さく見える。

塩釜にあるのがPLH「ざおう」と、PLでもえりも型の「くりこま」だから余計にね。


   
小さい船だから、乗り込んだ後もそう写真を撮るものもない。
(と書いたら失礼だが…)

だって装備って上の機関砲だけ…。


それで大丈夫なのか、国の守りは。


      
    


    
ちょうど後ろのテントみたいにシートが張ってある部分のゆかにも、ブルーシートが敷かれて座れるように。

熱いから、日陰になって涼しくて良い。


でもここから見ても分かるとおり、けっこう小さい船でしょ?
巡視船ってイメージより、どっか遊覧船とか遊漁船とかそんなカンジ?



     
艦橋に上る。
やはり狭い。




で、船長用のイス?
やっぱり護衛艦の例のイスに比べたらアレだろうけど。


…っていうか、それ、下の…固定してるつもり…?

     


  

レーダーは相変わらず分かりません。
同じのが集中治療室にあったとしても多分気がつかないっていうか、わかってないね。

「見張り・報告・確認」は一般企業で言う所の「ほうれんそう」みたいなもんか?


  

    
「無線LAN不能時」って…、アレ、海自でなんか無線LANでは盗見とか情報漏えいが可能だからとか何とかって、ニュースでやってなかったっけ?
海保は大丈夫なのかい?

所で、出港準備中は船橋に入れないので、扉の窓から様子を窺っていたんですが、その時同じように待機してる客の中に「第7護衛艦隊大湊」の帽子に、海保のジャンパーを着た人がいて、ちょっと興味をそそられました。
っていうか、実は常々あのジャンパーが欲しいと思ってたんだよね、自分も。




   
そんな事は置いておいて、船内の休憩室へ。

ブルーの色調で落ち着いた雰囲気で、しかも椅子なんかも高そうな…。
         

    
ポットの奥にある調理室。
最初は遠慮して奥を取ってみたら、なんだよ、グルッとまわって中に入ってOKなんじゃん。

ということで、船ならではのカップ収納法。
「自分、日本茶派なんで」って湯のみ持ってくるのはNGだ?
      
   

  
   

     
本当の使用方法では乗りたくないが、訓練としてなら乗ってみたい救命いかだ。
消防訓練なんかでもある滑り台同様、一度はチャレンジしてみたいヨね??
   


  
  船内階段。

護衛艦にはない滑り止め付で、巡視船は親切だなぁ。



洗濯室はちゃんと女性用と別れてました。
そうだね。うっかり開けたら女性用下着が乾燥機に…!!って、ちょっと問題ありだもんね…。

     
      


   
お風呂。

ウチのお風呂より若干大きいかも…。
入りながら窓から海に落ちる夕陽を眺めたりしたら気持ち良さそうだけど、あの高さじゃ立ち上がらないとダメか。



    
      

   
いかにも押し込められたって感じのコレ↑は何?
その隣の注意書きとか、目隠しで隠しとかないと!


そして最初は何か分からなかったが、サンドネットが入ってます。
何の漬物かと思ったサ。




   

    
CL75 むつぎく   CL77 むつかぜ
警備中の巡視艇。
CL-75「むつぎく」とCL-77「むつかぜ」。
周囲をウロチョロしてるだけじゃつまらなので、最後に噴射。下はどちらもむつぎくですが、一応アッチの方でむつぎくもやってました。

  



     
帰り際、青森県警の船とすれ違う。
「青1みちのく」

巡視船艇が戻ってきたから、代わりに港湾警備かい?

 
   
そんなわけで、基本はクルージングだけの体験航海も終了。
このサイズだとタグボートも必要なく自力で接岸。
お客さんたちが下船する中、しつこく写真を撮り降りたのは多分最後かと。


後は特に予定がなかったので、レンタカーで八戸駅に戻って車を返した後、隣接するビルで軽く食事を取ってから、再び八戸新幹線で帰仙。
自由席とはいえ、やっぱり新幹線は高いな〜。
でもこれに来なかったら、今年は2管の行事に参加できなかったことになるんで良しとしよう。

    

    


(2008.12.08)