航海日誌 2001.08.05 仙台湾マリン フェスタ ’01


事のおこりは7月某日。
職場の新聞に入ってきた「いいべした港まつり」のチラシでした。そこには「海上自衛隊護衛艦体験航海」の文字が!


早速、実行委員に問い合わせると、福島地連に問い合わせてくれと云われ、福島地連に問い合わせれば締め切りも過ぎて、すでに抽選券も発送済みとの事。


仕方がないな。仙台市民だし、隣県のことまでは…。でも、一般公開もあるし、国土交通省の船は当日の整理券で乗れるし、てことで諦めの悪い私。

でも基地のない宮城では、護衛艦なんて次にいつ見れるか分からないし、ちゃんと見たこともなかったんで、それこそ一目でもいいからっって気分でしたのよ、ワタクシ。




    
そんな事で当日朝7時に家を出て、8時に福島県相馬港着。
何回かこの周辺に来ていたので迷わずこれましたが、何故か交通整理をしていた自衛官に「体験航海参加者用」と書かれた駐車場に案内される。何故?




    
護衛艦発見!!

もはやテントには体験航海の参加者が並んでいました。それを横目にに当日の予定を確認する。

が、目当ての一般公開は、体験航海終了後に港へ戻ってからだと知り、ショック二倍。



    
と、そこへ放送が。


「本部にて体験航海の臨時乗艦券を発行しております」



おいおいおい、やったよ!! 思わず走った走った。
本部の人に「はるさめ」でいいか聞かれたけれど、ぱっと見一番大きそうだったし、「試験艦」なんて珍しいんで「あすか」が良い…と云ってみたらOK。
云ってみるものだ。





      
試験艦「あすか」※1より
やっぱり使い捨てカメラで撮影。
※2「試験艦 あすか」
   ASE6102

基準排水量:4,250トン
全長:151b 幅:17.3b
喫水:5.0b
速力:27ノット
乗員:72人

主な研究開発品

 ・新アスロック
 ・新射撃指揮装置
 ・赤外線探知装置
 ・垂直発射装置
 ・新水上艦用ソーナー
奥が102 はるさめ
手前が125 さわゆき




     
          
これが「仙台湾マリン フェスタ’01」の一つだと知ったのは、上のポスターを見て。
隣県の相馬まで来た私だけど、仙台湾からも出ていたのね!(しかもしらねが) でもそっちだと、臨時乗船券なんてなかっただろうから返ってよかったのか?

もはやどれが何だか…。
この日は晴天で、太平洋はすごく綺麗な青!
(「海の祭典」の青森の海と比べてみてください)



     

 ◆編隊飛行


   
 ◆US-1A 着、離水
   
 ◆掃海艇掃海展示
    
 ◆潜水艦潜航、浮上
といわれても、カメラのズームでやっとチマッと写るか…ってくらい遠い。やはり展示の中心が先頭のしらねだから、後方のあすかからは見にくいですね。
右の写真もあまり縮小しないで、写ってるところだけ切り取り編集してこのサイズです。
確か「ドルフィン運動」とか何とか云っていたような…。
   
 ◆護衛艦空砲射撃




     
以上で終了。
相馬までの航海中、艦内を捜索しようとまずは艦橋へ。海保は駄目だけど、海自はブリッジの公開もしてるんですよ。(もちろん操舵に邪魔にならないように、立ち入りできないようロープはってますけど。)
そこにいた女性自衛官。海図は出来る、通信する。…ステキv
後部甲板上では色々やっていたようですが、(ロープワークとか手旗とか)ちらりとだけしか見ませんでした。そこではも、手旗を間違う女性自衛官とか…(嫌なチェックの仕方)


艦内入ってウロウロしてみれば、ビデオテープの棚発見。「沈黙の戦艦」とか「愛と青春の旅立ち」と、知ってるのもありました。「レットオクトーバーを追え」とか「潜水艦浮上せず」はなかったかな、確か。


そうそう、最初は「動揺にご注意ください」というアナウンスだったのが、後から「揺れますのでご注意ください」に変わったんだ。


他には、
「この展示訓練中、漁船とぶつかったり…なんてな」
「えひめ丸みたいにか?」
というシャレにならん会話するおっさん達。
    


    
後日談。
風が強いからと帽子をかぶらずにいたら、見事にデコと鼻が日に焼けてしまい真っ赤になりました。まるで猿かヨッパライ…。職場でちょっとした笑い者。(苦)





   
《主要参加艦艇》(資料に載っていたものを列挙・順番は適当です)
    
DDG「きりしま」 DD「しらゆき」・「はつゆき」 はちじょう あわしま
DDH「しらね」 DD「むらさめ」同型艦102「はるさめ」 さわゆき ゆきしお
MSO「やえやま」 ASE「あすか」 ゆりしま たちかぜ
SH−60J US−1A P−3C


※脚注はその時に貰った資料による


(2007.05.18改訂)