航海日誌 2008.07.26 平成20年度艦艇広報(いわき)



  
やって来ました、今年二度目の福島入り。
それでもって、前回よりもさらに南下。「フラガール」で一躍話題の場所になった、いわき市っす。
ますます仙台から遠くなったため、夏期休暇を一日申請しての金曜日に、各駅停車普通電車を利用。それでも今は朝と夜に1本ずつしか直通がなくて、途中で乗り換えが必要なんだな。



夕飯は一泊の宿を提供してくれた友人の就職祝いで飲み屋へ。
…とはいえ、下戸な自分は最初から帰りの運転手を兼ねてるんだけどさ。
  
  
   
そして翌日 7月26日、体験航海です。
微妙な空模様ななか、午後の部に参加すべく、小名浜港へと向かう。

本日乗りまするは、支援艦「くろべ」。
        
             
支援艦「くろべ」  
全  長   101メートル
排水量   2,200トン
速  力     20ノット
    

     
午前中に雨が降ったため、警備(もしくは広報)の自衛官も雨の日仕様。
とりあえず雨は止んでいたけれど、甲板上は雨に濡れて滑りやすい感じで危険。
    
62口径76ミリ速射砲 →
と、弾
  


     
            
あくまで「訓練支援」の為の艦なので、兵器らしい兵器はない。
というか、素人の自分には分からない。
分からないが、こういうレーダー関係なんかも、きっとそれなりに特殊なんだろうな…。

かわりに、後部甲板に「目標物」となる物体が。
対空射撃訓練用の標的ですが、使用後、回収して再利用する。
エコ……?
天気が悪いため、その目標物の朱色が毒々しい…。
   

    
 

       
で、ヘリ格納庫(この艦の場合は目標物格納庫?)の中。
色々ありすぎて、物置状態。

通常は毛布とかは仕舞ってあるんだろケド。



その大きなジャッキみたいなヤツは、
目標物に使うのか、何なのか。


          
ヘリ格納庫の上に、何やら操作室か?



    


    
    
甲板上には発射装置用のレールがあり、見学者がつまづかないようにロープで埋めてある。




      
   
     
艦内へと入ってみる。


壁にずらっと並べられた寄港地のプレートやら。

いつも思うけど、こういうのは最初からある程度数を用意して、文字入れだけをその都度はめ込むんだろうか。
一回一回作ってたら、単価高そうだけど。


   
第一科員室などはいつものように休憩室として開放されていて、あまり人が写りこまないように気を使いつつ、目新しいものはないかと物色。

一応は気を使ってんですよ。
邪魔ってのもあるけど、昨今はプライバシーだのうるさいから、下手にそういうのUPしたらまずいだろうし。
      
     
そんな休憩室の一角には「くろべ文庫」なるものがあったり、壁に調味料がずらりと並べられていたりするわけだ。
         


     
26日の昼・夜献立はこんな感じ。

たくあん缶…。
たくあんだけが入ってるんだろうケド、大きさが気になる。シーチ@ンくらいの大きさだとしても、たくあん一人分にしちゃ多いような…。粉ワサビの入れ物ぐらいか?

そんな中、一人で厨房に立つ人が。
もう夕飯の下ごしらえなのか。…八宝菜用のエビでも剥いてる?
     
 
       

      
    
常々…って程じゃないけれど疑問に思うのは。
一応「食堂」ってなってる場所に、なぜコピー機とシュレッダーがあるのか。
各科にそれぞれは置けないからっちゅー事で、スペーズ的にもここになってるのか?つまり食堂はコピー室を兼ねてるという事なのだろうか。
艦橋からいちいち降りてきてコピーとって、コピーの束持って艦橋に戻るって…、考えただけで面倒くさくて疲れる。


   
機関室。


こんな感じの絵が何枚かあって面白かった。
けっこう奥のひっそりした所にも絵が貼ってあったって事は、見せたらマズイという部分を隠してるんだろう。

    

    
医務室のやらお社やらを撮って一通り艦内を歩いた後は、艦橋へと。

下の写真の中央にいる女性が、この艦の副長さん。
うおおっ白く輝いてる!(逆光でな)
        
思わず「副長」をアップで。




後方支援の艦だから女性でも副長になれるんだろうけれど、いやいや凄いな。


     
 

     
行って戻るだけの体験航海だから、
せめてもの暇つぶし…ってわけじゃナイだろうけど、
救命胴衣のつけ方について。

別にわざわざ説明するほどのつけ方じゃない気がするんだけど。

     
で、艦橋付近から色々と。

相変わらず意味もないような写真ばかりですが。
   


     
ラッパが鳴って入港準備。


でも乗ってるとこっからがまた時間かかるんだ。

    
警備中の福島県警「おなはま福1」。


え、何か向こうでも写真撮ってる…?

    
出港も入港もタグボートのお世話に。



正面には小名浜海上保安部所属の巡視船
PM「なつい」。






     
下船後、「なつい」も一般公開してるのと思って行ってみるが、無人。


ああ、もう。
サービス精神がないな。
  
    
とりあえず写真だけは撮っておく。

護衛艦の体験航海に参加した人たちも、巡視船には興味がないのか、あまり巡視船近くには寄ってこない。
大船渡でも感じたけど。
それとも地元民には巡視船は珍しくも何ともないのか?

白い船体に青いSマークは駆け寄りたいぐらい萌えなんだが、自分には。

    

   


      
この後、夜も何かするのかな〜とちょっとだけ期待を込めて見に来てみたが、普通に暗いだけだった……。
だから、もうちょっとサービス精神をっ!!



ちょっとしょんぼりしながら友人宅へ帰り、翌日は朝一のスーパーひたちと新幹線を利用し、東北を縦断して青森県の八戸へ。
…なんか今年の自分はやけに行動的っていうかなんていうか…。
その分、金も飛んで行ってるけどね。

    

    


(2008.11.16)