航海日誌 2008.08.09 平成20年度海上自衛隊横須賀地方隊展示訓練



今年はナゼにか海自のイベントに縁がある。
嬉しい事に、横須賀地方隊の展示訓練が宮城県であったのだ。


最初は半信半疑。
そりゃそうっしょ。原油高騰で、イベント自体取りやめるとかいう時に、マジで来るの?!って感じでサ。


で、まあ来るとなったらモチロン申し込むしかない。
仙台港と石巻港の2箇所から出港するようなんだけど、どうやら石巻港の方が人数が多いようで、遠くなるけどどっちにしろレンタカー覚悟で、石巻にかける。

で、当ったのは「さわかぜ」と「あすか」。
思い返せば2001年。初めて乗った海自のフネが「あすか」だった…あれから7年。
そういや今年も7年前と同じく「海の祭典」にも行ったっけ。

何だか今年は色々と当ったりしてるから、もしや今年で運を全部使い果たして死ぬんじゃないかと思った自分…。

本トに。



    
当日、すでに前日からレンタカーを借りていたので、やはり5時半頃に出発。
高速使うも安全運転。
ここで事故ったり捕まったりして遅れたらそれこそ馬鹿みたいじゃないか。

カーナビに従いつつも、ハガキに記載されていた地図が抽象的でチョット迷う。
偶然見つけた地元民にも「多分」のお言葉付きで教えてもらう。
しかも着いたけど駐車場もよくわからなくて、「地本の担当者は7時にならないとこないので分からない」とゲートにいた当直に言われ…。

遅いぞ、地本!!
一般参加者のこの並ぶ気マンマンさをなめるなよ〜!



     
そんなこんなで駐車場に車を置き、そこから送迎バスで中へ。
そこからまた受付開始まで時間があるんだな。

けっこう東北とはいえ夏。
ただで配るウチワに群がる人々。…暑いからというよりも、収集癖で貰う自分。
また荷物増やして…バカだな……。

ところで、上の看板と、下の写真とで護衛艦の並びが違うようなんだけど、変わったのか?

手前「6102」が試験艦「あずか」。奥の「170」が護衛艦「さわかぜ」。間に挟まれて見えないが、「はまぎり」がいる。
    


    

DDG-170 「さわかぜ」  
全  長   140メートル
排水量   3,950トン
速  力     32ノット



     
    
    
受付開始を待っていると、課業開始?のラッパと、
艦首への国旗掲揚。
   

     
   


    
「あすか」の乗艦券は4名分あったので、母とその友人へ。
で、自分はそれを横切って「さわかぜ」に乗艦。

…だって観閲官がこれに乗るってきいたから。
   
   






     いざいざ出港!

     もちろんタグボートで。

     

       
そして「はまぎり」と「さわかぜ」の間にあった防舷物も、

取り外した後は船で別なところへ持っていく。

成る程、やっぱり大きいからなぁ。




     
        
出港後、訓練海域まで行く間にデモンストレーション。
5インチ単装速射砲を上下に動かしたり、グルッと回って見せたり。
アスロックだってこの通り!

   

    
12.7mm機関銃。
…といっても、肝心の機関銃はもちろんナイ。


『手を触れないで下さい』で警備の人が付いていいから、一度見てみたいんだけど。
ムリ?


     
        
チャフに短魚雷発射管に、
制服の試着やら結索やらと、いつものラインナップ。
      
   
   
こちらは後部甲板にあるミサイルランチャー。


パッと見、どっかの公園に置いてある前衛的な
オブジェのように見えなくもない。


    
 
同じく後部にある5インチ単装速射砲と、その弾。
なんで二つに分かれてるの?


  
        
宮城県警の警備艇も見学?
自分としては巡視艇あたりが来ないかなぁ、ちょっと期待してたんだけどな。
え、別に警察が悪いわけじゃないけどさ?



   
 
       
 
まだまだ訓練海域に入るまで時間があるので、

艦内をうろつく。




 
      
寄港地のアレコレがある、その正面辺りにお社。
最近は若い女のコが良くこれを撮ってるけど、はやってんの?
この時も女の子2人組が一生懸命撮ってたよ。.
しかもそのコ達、泊まりで来てるらしい。
   


  


      
 

『さわかぜ文庫』。



「司馬遼太郎」の「街道をゆく」ほか。

こういうのって、どうやって集めるんだ?
艦内互助会から買うのか、それとも誰かからの贈呈とか?

     
やはり置いてある血圧計。
隣ではFAX中?


血圧計って、置いてあるとついつい遣りたくならないかい?
さすがにここでは場違いな気がして我慢したけど、もし測ってたら興奮の余り血圧が高かったり、脈拍が早かったりして…。

      
血圧計の置いてある所からすぐ後ろを振り返ると階段。
その右手側が食堂で、この日の休憩室になってます。



こういう設計って誰がするか知らないけど、けっこう面白いよね。
       
乾パンの試食があるので、モチロン頂く。
初めて食べるんだけど、固っっ!!
ガリっと噛むと、固いからボロっと壊れるし。

因みに「あすか」では持帰り用で配っていたらしく、母が大量に貰ってきました
…それも一応税金で買ってんだからサ、遠慮しようよ…。


そして何故か南極の氷が。
なんでだ?
   

      
やっぱりトイレには乾燥器が。


        




        
さて、それではいよいよ展示訓練の開始です。
って、この台詞海保の観閲式でも使ったっけ?



まずは受閲部隊登場!

   

   


護衛艦101 「むらさめ」  
全  長   151メートル
排水量   4,550トン



   

   
護衛艦155 「はまぎり」  
全  長   137メートル
排水量   3,550トン



    
試験艦6102 「あすか」  
全  長   151メートル
排水量   4,250トン


     
潜水艦 「はるしお」型  
全  長   77メートル
排水量   2,450トン

  

   
海洋観測艦5102 「ふたみ」  
全  長   97メートル
排水量   2,050トン


     
海洋観測艦5104 「わかさ」  
全  長   97メートル
排水量   2,050トン


     

       
で、もう一方の観閲部隊の方は、
自分の乗ってる「さわかぜ」と、



護衛艦102 「はるさめ」  
全  長   151メートル
排水量   4,550トン


    
多用途支援艦4305 「えんしゅう」  
全  長   65メートル
排水量   980トン






     

   
  展示訓練。

  【潜水艦潜水浮上航行】、
  【SH-60J展示飛行】、【P-3C展示飛行】。


  なかなか潜水艦の浮上の様子がうまく撮れない。
  気が付くと、普通に浮いてるんだもん。

     


最後は「さわかぜ」の5インチ単装速射砲で空砲を打つ。


いやいや…スゴイ音でした。
カメラを構えて待ってても、音にビックリして、せっかく上からいい感じに見えてるのにちゃん撮れてないし。



       
以上で展示訓練は終了。


後は石巻港に戻るまで再び艦内をうろつく。
最近、どうにも立て続けだった分、入港までの記憶がアヤフヤ…。

えーと、あの会話は今回で良かったんだったか?、みたいな。
やはり、記憶が鮮明なうちに、さっさと更新すべきだったか。



    
名残を惜しみつつ、駐車場までのバスに乗るべく移動する。


下のは記念撮影用に用意されていたもの。
ついフラフラと近寄って撫で回してしまったが、けして自分は写らない。
写真撮られるの嫌いなんだよ〜。

  

 
   
帰りもナビにお世話になりつつ、やはり高速代の節約で下の一般道を通ることに。

ふと脇に目をやると巡視艇がっっ!!
ぐはあっ、撮りたい!! Uターンして撮りたいっっ!
しかし残念ながら、帰りは母とその友人を乗せているので、そんなことは出来ない。
一応さらりと言聞いてみるが、母の「何言ってんの。また来た時でいいでしょ」とバッサリ。
石巻なんて中途半端に遠すぎて、次なんてないだろうに(泣)

心で一人涙を流しつつ、安全運転でオバサマ達の評価は大変よろしかったようです。っていうか、コンビニの駐車場にバックで止めたくらいで「スゴイ」って言われてもな…。


これで今年の体験航海は全て終了。
来年はいよいよ本物の観艦式だからね、今から楽しみだぁ!!
(…当ればね)

    

    


(2008.12.23)