航海日誌 2002.09.28 海上保安庁観閲式及び総合訓練


 


 

めでたく抽選に受かって行ってきました!

でも東京なんてよく分からないし、一人で行くのも寂しいので、横須賀在住の知り合いに声をかけて、ムリヤリ用事をずらしてもらい一緒に行ってもらいました。
  
当日待ち合わせは東京駅。
数日前から東京は寒いのか、とか天気はどうなのかとか心配していたんですが、雨こそ降っていなかったものの、いつ降ってもおかしくないような曇り空。
なのに傘もカッパも持ってこなくて、もお、ドキドキとしてました。
東京駅からバスに乗って晴海埠頭へ。乗ってる人、乗ってくる人、ほとんどが同じ場所へ行く人たちでした。




    
   
     ※1「PLH−22 やしま」
ヘリコプター2機搭載型
所属:第3管区横浜海上保安部


「PLH−02 つがる」
所属:第1管区函館海上保安部



「PLH−03 おおすみ」
所属:
第10管区横浜海上保安部


「やしま」はみずほ型、「つがる」と「おおすみ」はつがる型になります。

    
手前に見えるのが※1「PLH−22 やしま」、その後ろに続くのが「PLH−02 つがる」。
さらに後ろに(見えないでしょうが)「PLH−03 おおすみ」がいます。
私が乗ったのは「つがる」でした。
  
   
このほかに横浜港から「PL−31 いず」が観閲船隊に混じるべく出港してます。




     
◆観閲式(関係官庁及び海上保安期間船舶のパレード)




 
      
 <総合訓練>
  ※以下の訓練内容については当日のパンフレットを参照してます※
   
◆放水展示訓練
●消防船ひりゅうの放水をメインに、消防庁消防艇を含む5隻の船艇が連携し、放水しつつ航走します。


訓練参加船艇
  千葉市消防局「まつかぜ」 / 横浜消防局「よこはま」
  PC−23「あわなみ」    / PC−51「よど」
  FL−01「ひりゅう」

      
   
◆ヘリコプター編隊飛行訓練
●5機のヘリコプターが編隊を組み、カラースモークを放出しながら、観閲船隊の後方から接近し、展開します。


訓練参加機
 (MH212編隊)
   MH−536「たんちょう」 / MH−540「きんこう」
   MH−684「シーダック」
 (MH412編隊)
   MH−906「おしどり」 / MH−908「はちどり」
  

  
◆海上防災訓練
●タンカーが航行中に爆発炎上したという想定で訓練を行います。

●まず、消防庁・海上災害防止センターと連携し、6隻の消防船艇等で消火活動を行います。

●消防船ひりゅうが粉末消化剤を放射し、火災を鎮火します。




訓練参加船艇
 市川市消防局「ちどり」 / 川崎市消防局「第5川崎丸」
 海上災害防止センター「きよたき」
 PC−23「あわなみ」    / PC−51「よど」
 FL−01「ひりゅう」


      
◆人命救助訓練
(大量漂流者の救助)


●特殊救難隊員がヘリコプターから海に飛びこんで、漂流者を一時救命筏に収容し、そのご漂流者を警備救難艇に移乗させて巡視船まで搬送します。







訓練参加船艇等
 PL−08「もとぶ」 / MH−685「わかたか」
(ヘリコプターによる吊り上げ救助)


●2機のヘリコプターから特殊救難隊員がリペリング降下し、漂流者を確保して吊り上げ救助します。

●漂流者を救助したヘリコプターが巡視船に着船し、救助者を船内に収容します。

●消防庁のヘリコプターが巡視船に着船し、負傷した救助者を引き継いで医療機関に搬送します。




訓練参加船艇等
 東京消防庁「かもめ」 / MH−805「わかわし」
 PL−08「もとぶ」   / MH−685「わかたか」



      
◆不審船対応訓練
●高速で逃走する不審船(巡視艇はやぐも)を2隻の高速小型巡視船とヘリコプター1機が追跡するとともに、大型巡視船が不審船の沖合への逃走を阻止します。また、海上自衛隊の護衛艦も共同対処します。

●不審船が停船命令に従わない事から高速小型巡視船が威嚇射撃を実施します。これに対し不審船は機銃により巡視船に向け発砲します。

●不審船からの発砲により巡視船が被弾したため巡視船から正当防衛射撃を実施し、不審船を停船させます。



訓練参加船艇等
 護衛艦あさぎり / PLH−10だいせん
 PS−03いなさ / PS−02さろま
 MH−617こはくちょう / PC−205はやぐも
◆密輸容疑船捕捉訓練
●逃走する密輸容疑船(巡視艇しおかぜ、巡視艇はまかぜ)に対し、巡視船艇が警察艇及び税関艇と連携して捕捉船隊を編成し、停船命令を実施します。また複合型機付ゴムボートの編隊が航行規制を行います。

●追跡中の巡視艇及びヘリコプターが警告弾を発射して容疑船の停船処置を行います。

●容疑船が自動小銃を発砲したことから、巡視艇が正当防衛射撃を行います。

●容疑船に巡視艇が強行接舷し、海上保安官が移乗、犯人を制圧、逮捕します。




訓練参加船艇等
PC−211びざん / CL-129やまゆり
PS−03いなさ  / 神奈川県警 しょうなん
横浜税関 つくばね / MH−685わかたか
CL−48しおかぜ

PC−222うみぎり / CL−くりかぜ
PC−20あやなみ / 千葉県警 ぼうそう
東京税関 あさま  / MH−805わかわし
CL−50はまかぜ




  
      
訓練はこれで終了。いやもう寒くて寒くて、指が凍えてました。ホントに指がかじかんでフィルム交換が大変。危なく落とすところでしたよ。
くやしいのは、場所取りに失敗して、邪魔なものが写真に映ったり、天気が悪くて(更に腕も悪くて)写真がボヤッと映ってる事。高性能なカメラは使いこなせないし、ぶつけたり落としたりしてすぐに壊すのが関の山なんで、買い替えはしませんが。

その後は巡視船の中に入って、中も写真を撮りまくってました。

  
巡視船の中に入る          参加船艇等


※参考資料:海上保安庁観閲式パンフレット、「世界の艦船」(海文社発行)、各管区HP


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(2007.05.12改訂)